24時間換気の重要さ
梅雨に入り湿度が増す今日この頃。
湿度が高めな上に、気圧が低いとなんだか落ち着かないので、24時間換気のスイッチをポチッ
換気扇稼働による負圧が解消し、いい感じ。
その日の夜。
お風呂に入るがなんともなし。浴槽の湯も抜いた。
翌日夜。
お風呂。カビ......
扉や壁に斑点状に発生。
スポンジで擦ってもなかなか落ちない程度。
塩素漂白する羽目に。
そう、この家、トイレの換気扇とお風呂の換気扇が24時間換気を兼ねてるのです。
いつもは気にせずとも乾燥を保っていた風呂場。
一日半足らずでこの有様です。
換気の重要さ分かっていながらも、さすがに一日でこれとは思わなかった......
この日は、エアコンを強めて湿度を下げる事で、気圧を多少許容できるようにすることで対応しています。
トイレやお風呂の換気扇を24時間換気兼用とすることは多いものの絶対ではありませんし、
あくまで、24時間換気は「シックハウス対策」が本来の目的であって、副次的効果を生んでいたに過ぎません。
でも、この特段気にせず、管理しようとせずとも、衛生が担保されていた。
このことの重要さを思いしたのでした。
少し話がそれますが、鉄道や電気においては、鎖錠という考え方があります。
なにか操作をしようとした時、その操作が安全を脅かすおそれのあるものであればそもそも操作できないのです。
機器同士を、機械的若しくは電気的に鎖錠し、安全が確保される操作以外は操作不能としています。
「気にせずとも、最低限の程度が担保される」
日常を経る上でも、心の余裕にも繋がります。
標準的又は、理想的、誘導的程度を担保するには、高度な機器によってもいいと思いますが、
最低限の性能を程度する部分だけは、相対的に故障リスクの低い、基礎的な機器により担保されるべきと考えます。
今回の事でいえば、誤操作や、影響を知りきらずに行った場合に対する多重策をして、
高湿度で自動作動する浴室乾燥機などもいいと思いますが、
単純なこととしては、24時間換気の点滅器(スイッチ)に並列して、多湿防止目的の換気の点滅器を設け、その両方を切らないと換気扇が切れないようにするといった方法が考えられます。
補足ですが、一次側には配線用遮断器(ブレーカー)がありますから、電気的安全性には問題ありません。(そもそも、点滅器は安全確保の為に機器ではありません。)100Vに用いる点滅器は大抵片切りで接地側が切れませんし、点滅器は負荷電流を開閉する程度ものもで、短絡電流は遮断できません。
操作する際に、シックハウス対策だけでなく多湿防止にも関係があることを確認でき、操作の再考や一定時間後の再起動操作に繋がると考えられます。
書いているうちに、話が広がって行きましたが、最低限を担保することの大切さと難しさを改めて考えさせられる出来事でした。
令和7年(2025年)6月22日
最終加筆 令和7年(2025年)6月25日